「大学で学んだことを活かして」

alum-ando 私の仕事は、お客様のBPO業務を請け負い、業務の最適化をお手伝いすることです。BPOとは『Business Process Outsourcing』の略で、企業等が業務の一部を外部に企画・提案~設計~運営までを一括して委託することを意味します。私は特に『企画・提案』の部分をメインに仕事をしています。
 現在の仕事の内容『企画・提案』と大学で学んだ『情報工学』とでは、一見結びつきがないように感じる方もいらっしゃるかもしれません。しかしながら、私の仕事では、得意先と専門的な話をすることや得意先に伝わる資料の作成やプレゼンテーション等を行う等の知識・スキルを求められています。専門的な知識に関しては、大学の講義で学んだ情報工学の基礎知識はもちろんのこと、情報工学だけでなく、関連分野の基礎知識等をフルに活用することができています。また、資料作成やプレゼンテーションに関しては、卒業論文や修士論文での取り組みの中で、特に基礎的なスキルを身につけることができたと実感しています。さらに、課題に対しどのように研究を遂行していくべきかを自ら考え計画を立てたり、先生や先輩、友人に相談したりする中で、課題解決へのプロセス手順やコミュニケーション力を向上させることができたと感じています。
 このように、大学で学んだことや経験したことは、社会に出たときに必ず自分の力として発揮することができます。そのためにも、充実した大学生活を是非とも送って、多くのことを学んで吸収して欲しいと思います。

凸版印刷株式会社 安東由美
2007年度情報工学科卒業・2009年度情報工学専攻博士前期課程修了