「仕組みを考える人になる」

 人間情報工学、あまり耳にしない言葉ですよね。しかし情報機器と人をつなげることで私たちの生活はより良いものになります。実際に情報機器が私たちの代わりにお金の計算や目的地までのルート検索などを行ってくれます。その一方で情報機器は、人が命令をしなければ動作しません。私たちが普段使っているスマートフォンのアプリや駅の券売機なども、あらかじめ開発者がその動作を事細かに命じているからこそ違和感なく使うことができます。すなわち、情報機器を便利なものとして活用するためには、どのように動くのかという仕組みを考える必要があります。
 人間情報工学コースでは、情報処理に関する知識を基礎から応用まで学びます。大学3年生までは仕組みの基になる知識を学び、大学4年生では研究室に所属し、研究という形で新たな仕組みを考えることができます。情報機器が実際にどのようにして動作しているのかを学び、その学んだ内容は研究を通じ社会に還元できます。あなたは今の生活で「こうなったらいいのに」と思うことはありませんか?人間情報工学コースはその思いを実現するコースです。

大学院理工学研究科 人間情報工学コース 博士前期課程1年 遠藤賢太